休日分散化について
政府は2010年より、全国を北海道・東北・北関東や南関東、中国・四国・九州・沖縄など5地域に分けて春と秋の連休をずらして取る制度「休日分散化」の実現に向けて取り組んできました。
休日分散化の実現は、ピーク需要の平準化による旅行代金の低廉化や交通渋滞等の緩和による移動時間の短縮化等により、消費者の潜在需要を喚起すると言われております。また、観光需要が年末年始・GW・お盆などの特定時期に偏る結果、”黒字は年間100日程度”ともいわれる宿泊施設や飲食店などの関連産業の収益力を伸ばし、雇用創出や地域の活性化にもつながるとともに、多様なワークスタイルが広がる消費者の余暇充実の一助になると期待されています。
観光立国推進の一環で議論に挙がっている「大型連休の地域別取得に代表される休日分散化の実現に向けて民間レベルで推進する取組みの第一弾として、日本交通株式会社と株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社ベネフィット・ワン、星野リゾート、株式会社ポピンズは休日分散化推進事務局(以下、事務局)を設置し昨年2014年4月29日と5月5日、6日の期間、3日間すべてを出勤した従業員に対して5月12日、13日、14日の3日間を対象に後ろ倒しゴールデンウィーク(以下、後ろ倒しGW)を実施しました。
国内初の試みの結果「後ろ倒しGW」を利用した従業員の90%以上が「期待以上に充実した時間になった」「次回も後ろ倒しGWの利用を希望している」と非常に高い満足度を得られ、利用しなかった社員の85%も「取組みを評価」し外部環境(社内体制や特典サービス)の整備次第で利用者増に繋がると分かりました。
この結果から本施策を推進し更なる需要喚起や消費者の余暇充実に繋げるため、2015年度は「後ろ倒しGW」に秋のシルバーウィークを加えた「前倒しシルバーウィーク」(以下、前倒しSW)による休日分散化に取り組んでまいります。
休日分散化推進事務局
幹事会社一覧
星野リゾート
日本交通株式会社
株式会社ベネフィット・ワン
株式会社ポピンズ
株式会社ベネッセコーポレーション
休日デザイン研究所